それからすぐに、勇人とのことを、繭と亮太にも話した。




2人はすごく喜んでくれた。それと同時に勇人のケガのことをあたしにずっと黙っていたことを心から謝ってくれた。




「繭…亮太…今まで、いろいろ心配かけてごめんね」




「俺らこそ…しぃに黙っててごめんな…。勇人のケガのこと…繭はずっと、しぃに黙ってること反対してたから…繭のこと許してやって…?俺が言うなって止めてたから仕方なくだったんだ…」




「わかってるよ…亮太」




繭はあたしを力強く抱きしめた。だけど繭の身体は微かに震えている気がした。あたしの為に泣いてくれてるんだと思った。




「しぃ…」




「繭…」




そんなあたしたちを亮太は微笑んで見守っていた。




この時あたしは、優しさは人の数だけあるのだと知った。




いろんな形の想い、いろんな形の優しさ。




傷ついても許し合える。あたしたちはそうやって大切な時間を一緒に過ごしていくんだね。




傷ついたり、傷つけたり。




これからもきっと繰り返す。




それはお互いを大事に思ってるからこそ、本気でぶつかることもあるんだって。




ふたりはこれからもずっとあたしの大切な友達だ。