―――16才、冬。



将来の夢なんてない。

目標なんてない。




ただ、毎日同じ生活をしてるだけ。




周りの人と同じように学校に行って

友達とくだらない話をして

食べて、寝て、起きて。




また同じ繰り返し。




生きてる価値なんかなくたって


生きる意味なんかなくたって




あたしは別に

死ぬ気だったわけじゃない。




死にそうなくらい

泣いてたよ



寂しくて、悲しくて




君がいない世界なんか

あたしは知りたくなかった




君がいなくなった世界は

モノクロ写真のように

色のない世界だと思ってた




でも青い空に

飛びたかったわけじゃない。


空に手を伸ばしたら

綺麗な青色が瞳に映ったから。




あたしはまだ

色のある世界に


生きてるんだって

そう思ったの。




君がいない世界でも

あたしはまだ息をしてる。