入学式が終わり、教室に戻る。
なんか呼名のときに凄い可愛い名前の子がいたなぁ・・・とか思いながら。。
その子がこの先、私の・・この私の親友になるなんて思ってもいなかった。
その子は私と同じクラスだった。ぼーっとしてたからそんなところまで覚えてない。
自己紹介のときにその子は最初だった。
『天夜 瑠奈です・・瑠奈って呼んでください!!』
はっきりとその名前を覚えてなかった私は
改めてかわいい名前だと思った。
ついでに顔も可愛い。
すっごいモテそう・・・。
仲良くなりたいなあ・・・
キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン
休み時間の始まりを告げるチャイムが鳴り響いた。
私は勇気を振り絞って、その子・・・瑠奈?に話しかけようとした。
その瞬間、瑠奈は席をたって
いじめっ子の『五十嵐 奈々美』
のところへ向かって歩き出した。
五十嵐奈々美は外見可愛いからなぁ・・
中身見ちゃったらおしまいだけど。
後ろから瑠奈と五十嵐奈々美の楽しそうな笑い声が聞こえる。
やっぱり私は中学でも一人ぼっちなのかなぁ・・・・??
でも。やっぱり一人ぼっちは嫌だ。
こんな自分を変えるんだっ!
五十嵐奈々美になんか負けてらんないよねっ!?・・・・・・
キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン・・・