校則違反

出会い

そして席に座って担任が来るのを待っていろ！と
学年主任の先生から言われたように皆、指定された
席に座る。


―ガラガラ
｢はい！皆さん入学おめでとう！今日から一年間、俺、三島恭輔23歳がお前らの親だ！！ビシバシ行くからな。よろしく｣

そう、私達の教室に入ってきたのは…
私達の担任の先生。

―三島 恭輔(ﾐｼﾏｷｮｳｽｹ)
23歳。

その瞬間、私は先生の話なんて聞こえない位、ドキドキした。

一目惚れだった…。


三島先生は、体育の先生で
背はそんなにでかくないけど…
がっちりしていて
本当に体育の先生なんだなぁ‥と見ただけで分かる。新人教師で、今風の髪型、格好、喋り方。


私は、一目惚れしやすくて由衣含め皆に
｢どうせまた、麻佑得意の一目惚れでしょ！あはは｣
と茶化される。

だけど今回は何か違うような気がした。

だけど、先生に恋なんて叶わないって分かっていたから由衣にも言えないでいた。

｢毎日こんなカッコイイ先生と一緒かぁ…授業なんて頭に入らないなぁ〜‥｣と
呟いた。