starlight
永遠





----------*.forever.*----------






先生。

あれから色々あったね。

裏切った私を先生が許してくれるなんて

思ってもいなかったから、

愛してるって......

そう言われたとき、

先生との永遠を感じた。



あれから、6年。

2人ともかなり成長した。

色んな意味でね。

今日は

そんな先生との、結婚式。









「葵、あと10分で始まるって」

そう顔を覗かせた先生。

「先生、似合ってるね...」

私が見惚れていると、

先生がくすりと笑った。

「もう先生じゃないどころか
 俺達夫婦なんだよ?
 名前で呼んで。」

先生は太陽みたいに笑った。

「け、圭吾...」

先生は微笑んで、私の頭を撫でた。

「葵も綺麗だよ。」












先生は、いつも私を信じてくれたね。

そして、私が辛いときには

全力で守ってくれた。

先生とのことがバレそうになったときに

それを妬む女子から嫌がらせされたときも、

大学入試のときに親から

色んな罵倒を浴びせられたときも、

先生はただ純粋に、

ひたむきに愛してくれた。



先生は不器用だから、

冷たいと思われがちだけど、

本当は先生は

ときには熱く愛してくれて、

ときには優しく包んでくれて、

太陽みたいな人なんだ。

いや、みたいじゃなくて

先生は私の太陽です。












先生。

ありがとう。

愛してるよ。

大好きだよ。

これからもよろしくね。

先生と出逢えて、

本当によかった。

先生もきっと

そう思ってくれてるよね?







だって

先生の

不器用すぎる優しさに

気付ける人は

世界で私しかいないからね!



















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