脳脊髄液減少症闘病記と命の大切さ
第2回ブラッドパッチ(自家血注入)手術
第2回ブラッドパッチ(自家血注入)手術は8月14日に決まりました。 その前日私は「今度は助かるよな。」「今度は治るよな。」と思っていました。案の定夜も眠られませんでした。不安と恐怖いろんな思いが頭によぎりました。
いよいよ手術当日。主治医の先生がついてストレッチャーで1階に行きました。血管造影検査室に入ると看護師さんや主治医の医師がいました。エビ反りになり医師に背中を向けると麻酔の注射が始まりました。麻酔が効くのを確認したら右手には点滴していたので左の腕の静脈に針を入れて血液を採りました 太い注射針を腰に入れました。鈍い音と共にそして血液を入れる段階になりました。が血液が入りません。
医師は首を傾げました。仕方ないのでそれを一ヵ所、また一ヵ所増やしていきついには刺してから5回目の時に麻酔をして太い針を入れて自分の血を腰から入れる時になりました。注射針を入れると鈍い音がし足が自然に動いてしまいました。 医師は「あちゃ~」と言う声と同時に私は頭の痛さが凄まじいものになり、医師は点滴をもの凄い早さで落としはじめました。家族に主治医は「1回目のブラッドパッチ手術の血液が固まっていてそれが今回針が当たり曲がってしまい硬膜を破ってしまったということでした。
手術が終わり、お腹が空いていましたのでご飯を食べたらそのまま全て吐いてしまいました。ご飯も喉を通らなくなってしまいました。手術が終わり硬膜を傷付けてしまったので私は完全にその日は起き上がることが出来なくなってしまいました。オシッコも尿器を使わなければイケないことになりました。でも私は尿器を使うのが嫌でした。なので起きてトイレに行こうと歩来ましたがあまりの頭痛に倒れてしまいました。現実から逃れたかった。なんの為に生きてるのか解らなかった。正直に。元気だった頃の自分に戻りたかった
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