【改正版】好きと言わせて...。
「小島が・・・美園の相手役とか嫌じゃん・・・美園、小島のこと嫌いみたいだし・・・それに・・・」




頭をポリポリ掻きながら照れる拓也。




「それに、何?」




「美園と接する機会が今より増えるだろ・・・・あと・・」





胸がギューっと締め付けられる。聞くんじゃなかった、って後悔してたら




「美園とラブシーン出来るかもしれないし・・・そしたら理由もなく演技として美園に触れるじゃん。」



拓也のそんな発言が耳に届いた。





「・・・・変態」




あたしはボソッと吐き捨てた。へー、下心があるんだ。




「へ、変態だとーー!手を繋ぐとか、体を支えるとか、そんだけなのにーー!?





「あ、家ついた。じゃあね、拓也。」




「こらまて愛ーーー!」




まだ言いたりないのか、一人叫んでいる拓也を無視してあたしは家に入った。





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