悪魔なキミと愛契約

最悪な契約




私は、占いを信じたことがない。


友達から、雑誌に載っている占いを強制的に見せられることはあっても、自ら見ることなんて、今まで一度もなかった。


それなのに――。



『ごめんなさーい。
12位は水瓶座のあなた――』



朝、家を出る前にたまたま耳に入ってしまったテレビの占い。


『ちょっとした気の緩みで、とんでもないことに!!
あなたの世界がガラリと変わってしまうかも!?』


まーた。

そんなありもしないでたらめを。


全国に何人の水瓶座の人がいると思ってるの?


そんな半端ない人数の水瓶座の人の世界がガラリと変わったら、きっと大変なことになると思うよ。



『そんなあなたのラッキーカラーは? 赤!!』


はいはい。


『今日もはりきって、いってらっしゃい!!』


はいはい。

行ってきまーす。




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