朝陽



「まぁとりあえずカラオケ個室予約しておきましたから。」


総司が携帯をいじりながら答える。


「え、もう予約したの?いつの間に?」


「平助たちが騒いでるうちにさっさとしちゃいました。時間を有効に使った結果ですよ。」


平助の問いに余裕の笑顔で答える。


「・・・!!残り少ない時間を有効に・・・!」


「いや、人生これからでしょ」


ぽかっ


放心している平助の頭をピコピコハンマーでたたく。
あ、いい音。



「どこから出したの、それ。」

「企業秘密!!ていうか、もう行こう!!カラオケ!たくさん遊ぼうじゃないか!」


「あーそうだな!!総司!道案内頼む!」

「臨むところですよ!!」

「なんで臨んでんの道案内くらいで!!」


上から冬ちゃん、私、左之、総司、平助。


あー久しぶりのカラオケだぁ


日々のストレスを一気に発散するチャンス・・・!!





「智咲ちゃん、みんないってもうたよ。」


「あああああ!!!」



春ちゃんに導かれてみんなを追う。


人をおいてくとか酷くないですか?!!






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