君がいれば・・・①

手紙

「ほんとお前はやっかいなやつだよ……」



呆れるように言ったジフンは、ソファーに座ってテーブルの上に手紙を置いた。



「なに?これ」



「おじい様からお前宛」



シンは首をかしげながら手紙の封を切った。



達筆な字で書かれているハングル文字を目で追って行く。



「なんだよ これは!」



読み終わって手紙をテーブルに投げつける。



ジフンは内容を知っているらしくニヤニヤしている。



シンが怒るのも無理はない。



祖父からの手紙の内容はシンのお見合いの話だった。



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