リフレイン〜2nd Season〜
まさかの病院占拠

――次の日。




あたしは暇だったので、朱里のお見舞いに行くことにした。




潤とは昨日電話したんだけど…




今の所、明後日が空いてるみたい。




夏兄にも言ってみたら、その日で大丈夫だって言ってた。




“なんか水樹のご両親に会うなんて緊張するな”




なぁ〜んて潤は言ってたけど。




お母さん…潤に惚れちゃったりしないよね(笑)。




あたしは私服に着替えると、鞄にケータイや財布を入れた。




ふとクローゼットの中にある頑丈な金庫が目に入った。




これは護身用の銃を入れておく金庫。




う〜ん…銃は…いらないかなぁ。どうなのかなぁ…。




でも、もし何かあった時の為に持っていくか。




持ってて損はしないよね。




あたしは護身用の銃を鞄の中にそっと忍ばせた。




「よっし。行こうっと♪」




あたしは立ち上がると玄関に向かい、靴を履いて部屋を出た。



< 93 / 271 >

この作品をシェア

pagetop