渇いた詩
そんなある日、雑誌のインタビューである雑誌社を訪れた。



「この度は、よろしくお願いします」


「こちらこそ。Galfiaのボーカルのヒサヤです。……ってヒサヤ!!おい!!どこに行ったぁ!?!?」



雑誌社のお偉いさんとマネージャーが固くるしい挨拶をしている間に、



俺は逃げた。



自由になれる場所を探して。



どこに行けばいいかわからないけど、


とりあえず一人になれる場所へ行きたかった。



着いた先は非常出口の扉を開けたとこの階段の踊り場。



外に出て見上げた空は真っ青で、


無性に泣きたくなった。
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