ねぇ、真吾?

こんな私でも、あなたと歩む未来を夢見ていたんだよ。

覚めない夢って見れないのかな…──






私たちの披露宴は終盤に入り、私の体調も良くて終演まで笑顔で過ごせると思っていた矢先のことだった。




私と真吾は一度会場から出て、両親へ渡す手紙と花束を用意していた。


その途中、真吾はトイレに行き私が1人待っていたところへ…



『ねぇ、倖知さん…だっけ?』



由樹がきた。



『なにか用?』

『妊娠してるんだよね、真吾の子供』

『だからなに?関係ないでしょ?』


相手にしない。そう決めたんだもん。
怯むことなんてなにもない。




強気で受け答えをしていたら…


『私と一緒だね』

『はっ??』

私に対して初めて見せた満面の笑みで話す由樹の言葉に一瞬にして私は凍りついた…。



『あれ?真吾から聞いてないの?私ね、真吾と別れてすぐに妊娠してるって分かったんだ~。だから真吾に連絡取ってたんだよ?』

『……ウソ』



ウソに決まってる。そうだよね…?真吾…。


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