これ以上ないくらいの幸せは
今まで何度も何度も龍弥がくれて、
だからどの思い出も鮮明に
頭の中に残ってる。





「 麗華?大丈夫か? 」


「 ・・・うん? 」


「 何、笑ってんだよ・・ 」





あたしが少し暗くなったり
表情を歪ませると、すぐに駆けつけて
体を支えてくれる。
お腹の中の子供は元気に成長して
出産予定日も近付いてきた。





「 苦しいのが幸せって、
  この本に書いてあるの 」





”お母さん”としての自覚は
正直あまりない。
まだ何をしていいのかわからないから
よく病院に行って質問したり
担当医の先生も、あたしも、龍弥も
出産に向けて、準備をし始めた。





「 ・・・Mなんじゃね? 」





なんて真顔で言う龍弥だけど、






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