キミと甘いミルクティ
キミのバイト
………悪いとは思ったよ。
でも。
もう我慢できないから。
「ん………しょ!」
あ。彼女、発見。
重そうで大きい看板運んでる。小さな彼女。
手伝ってあげたいけど、今は我慢。
キミにバレたら困るから。
「あ、ちょっと! それ。俺がやるって言ったじゃんか…」
「あぁ!大丈夫ですぅ。でもその代わり………」
店から出てきた黒髪の男に甘えた声を出す僕の彼女。
それを黙って見てる僕。
「わーかったよ。あれだろ?あれ」
「ハイ!」
……なんて嬉しそうな顔するんだよ。
「じゃあ、これ2番テーブルによろしく」
「はーい」