はつこい―君が笑ってますように。―
age18
それから私は“受験生”となり、
勉強に勤しんだ。


勉強は大好きだった。
東くんが教えてくれるから。
成績が上がると、東くんが褒めてくれたから。


東くんは受験勉強に
「出来る限り協力する。」
と言ってくれたし、
私もそれに応えたくて頑張った。



その甲斐あって、私は無事、
第一志望校に合格した。



けれど、高校に入学したころは
東くんがまだ大学生なので良かったけれど、
2年になる頃には、東くんが就職し、
一緒にいられることが、
ほとんどなくなってしまった。



本当は寂しかったけれど、
家で疲れて眠っている東くんの顔を見ると、
何も言えなかった。



そんな1年が過ぎ、
私はまた、“受験生”になった。
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