REAL HOPE Ⅳ



白い天井、少しだけ香るスゥっとしたクスリみたいなニオイ。



ん?ここどこ……?


私の家でもなければ、あのコンクリの部屋でもない。


あれ?私…刺されたんじゃなかった……っけ?

もしかして夢?今までの全部夢なの!!?



私はゆっくりと体を起こすけど、お腹に伝わる鈍痛に顔を歪ませた。



「……ッい…たぁ…」


ズキズキと痛むお腹、これがさっきの事が夢じゃないと言っている




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