陽平だった。

とっさに、千広は離婚届をメニューの下に隠した。

園子は千広と陽平の顔を交互に見つめている。

「もしかして、あなたが…周陽平さん?」

園子が聞くと、
「へえ、知ってんだ」

陽平は笑った。

笑った後、陽平は園子の隣の椅子に腰を下ろした。

隣に座られた園子は席を立つ。

2人で話しあいをさせるためだ。

「じゃあ、わたし帰るね?

お会計して」

園子が言ったので千広はレジに行く。

「150円になります」

財布から150円を出し、千広の手の中に渡す。

「ちょうどですね、ありがとうございましたー」

「じゃ、頑張ってね」

園子が手を振ったので千広も手を振り返した。

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