I can …
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残った二人は、
微妙な沈黙に落ちていた。
柊荘司は、
自分の立場が解っていた。
故に、
この沈黙は
嫌なものでしかない。
何と声を
掛けるべきかな……?
小枝の表情からして、
本当に困っていた。