I can …


呟き声で、
ささやくように
柊荘司が問う。


小枝は、
ゆっくり首を横に振った。



「家にも、
他の誰かのCDでもないわ。
こんな演奏する人、
知らないもの」



「じゃあ……一体?」



 そこで、はっとする。


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