I can …


これでも
九時間眠っているとは
知らずに。


ガサゴソと
忙しく手を動かす菜野花に、
寝惚けた彼は気付かない。



「はい。コレ。
クリスマスだからプレゼント」



だから、
突拍子もない彼女の言葉と
持っているモノに、
最初は気付かない。


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