満員電車の中で!?

陸サイド

「もう、限界。」
イライラが限界になった俺は、沙希を俺がいた場所に閉じ込めた。
なのに俺がした行動が理解できていないこいつ。
はぁ、こうなったら...
「んっ...」
沙希の無防備な唇にキスを落とす。
恥ずかしいのか抵抗する沙希。
でも次第に甘い声に変わる。
「んっ...はぁ...」
こいつ、誘ってんのか?
甘い声が、俺の理性を壊していく。
やべぇ、これ以上は止まれない。
そっと、唇を離す。
力が入らないのか、沙希は俺に体を預けている状態。
上目づかいで俺を見る。
あ゛ー、だから俺をあおるなって...。
俺、今日一日持つかな...。
俺が必死に理性と戦っていることを、こいつはいつになったら分かってくれるんだよ。
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