服部くんと一緒にきたのは、ホテルの中にあったバーだった。

「久しぶりだな。

松嶋と一緒に過ごすのって」

「そうね、高校の時以来ね」

私は返事をした後、カクテルを1口飲んだ。

「――美味しい…」

あまりのカクテルの美味しさに、思わず声が出てしまった。

「チェリーブロッサムって言うカクテルなんだ」

「へえ」

宝石のように輝くそれを眺めていたら、
「うまく、行ってないんだろ?」

服部くんが言った。

そう言った彼に思わず視線を向けると、心配そうな顔が目の前にあった。

「――どうして…?」

私、そんなこと一言も言っていないのに。

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