第1話

 【クリスマスケーキ】 

  若宮奈々子
    ×
  桐谷修一


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【菜々子の部屋にて】


「あ、あのですね。部屋に入れたからって、な、何もしないでくださいね」

「……」

「そう! これはあくまでケーキのためなんです! だって、ひとりじゃ食べきれないし」

「……」

「っていうか、そもそも。まだ付き合ってるわけじゃありませんし」

「……」

「わたし、桐谷さんのこと、好きとか言ってませんし」

「……」

「な、何ですか? さっきから、人のことジロジロ見て……」

「お前、緊張してるだろ?」

「はい?」

「緊張したら、やたら口数多くなるヤツいるもんなー。あーあのタイプか、お前」

「か、勝手に決めつけないでください! 緊張なんかしてませんよっ。てか、ちょっと近すぎませんか? まぁ、たしかにワンルームだし、この部屋狭いけど。で、でもそれにしたって」

「くち……」

「へ?」

「いいから、黙って、口開けろ」

「……」

「食わせてやるから。はい、あーん」




END

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