守るべきもの
次にクローゼットを開けてみた。


(これは…)


修平は、淡い水色のワンピースを取り出した。


初めてのデートで着ていた服だ。


映画を観に行ったのだが、内容は全く覚えていなかった。
沙依と一緒にいるだけで、緊張していたからだ。

一緒に歩いているだけで、男の視線を浴びていたものだった。


修平といても、声をかけられる事もあった。


そんな時に、修平に助けを求める瞳が潤んで、キレイだった事を思い出していた。
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