結局、一度スーツを取りに帰ると言った三浦さんは私も(無理矢理)付き添わせ再び車を走らせた。


やはり高級車だけあって車の滑り出しが滑らか。その車に乗るのは三浦さんと思う度、彼と私の違いを突き付けられている気分になる。



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私の部屋に戻ってくる頃には二人とも小腹がすいていた。


遠慮するという言葉を知らない三浦さんは勝手にテレビをつけソファーを一人で陣取る。私は小さく溜め息を吐き出しキッチンに立った。



冷蔵庫の中にある材料を見て、まあ何とかなりそうだ。

と。
テレビに映るニュースキャスターの陽気な声とは真逆で、気怠げな声が私に向けられる。


「何か作るの。」





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