駿とつきあい始めてから、三ヶ月がたった。

 
こっそり同棲を始めた私達。
 
といっても、会社にばれるのも困るから、私の部屋はそのままで、ひと部屋多かった駿の部屋に通い婚のような状態だった。

 
殺風景だった彼の部屋に、次第に増えていく私の荷物。
もう、クローゼットのひとつは、私がいただいた。
 

自分のスーツに、ほんのり移った彼の匂いが好きだなんて、口が裂けたって言えやしない。


こんなに彼に夢中になるなんて、なんだか負けた気さえしている。
だけど、洗面所に置かれた色違いの歯ブラシを見て、にやけてしまう。
 

私って……こんなキャラじゃなかったのに。なんて思いながらも、心地よい生活。