雨と傘と
中学1年生

私と春にいと朔ちゃん

記憶の中には、いつも春にいと朔ちゃんがいる。
家が隣同士で、親達も仲が良かったから、生まれたときから三人いつも一緒だった。

春にいは小さいときから頼りがいのある活発なお兄ちゃんだった。

人を惹き付ける。

私と朔ちゃんは、春にいのあとを付いてまわる。一歳しか年は違わないけど、いつでも尊敬するお兄ちゃんだった。

春にいは朔ちゃんをとても大切にしていて、朔ちゃんも春にいのことが大好きで尊敬していて。
男の子の兄弟で年も近いと、ケンカばっかりだったり、友達みたいだったりな関係が多い気がするけど、二人は本当に、兄と弟だった。

私には兄弟がいないから、とても羨ましかった。彼らは私といつも一緒にいてくれたけど、二人の間には私の入れない絆があって、

それが悔しかった。


二人の妹になりたいと本気で思っていたから。
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