苦く甘い恋をする。
私の魅力が落ちたせい?


それとも、長谷川くんには、私の魅力が通じないの?


いずれにしても今まで、蝶よ花よとチヤホヤ……大事にされてきた私にとって、この出来事は相当にショックなものだった。


“誰とでも寝る男”の異名を持つ長谷川くんに拒否された。


このことで、今まで絶対に揺らぐことのなかった自信がぐらつく。


もしかしたら、私……。


今まで男と“遊んできた”つもりだったけど、もしかして……。


ただ男に“遊ばれてた”だけだったとか!?
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