その日から私は、何となくだけど朝倉君を避けるようにした。


元々、別のクラスだし、美砂が一緒の時以外は話す事は無いんだけど、

これ以上話をしたら…接したら、朝倉君の魅力に惹かれそうだから……


それに、美砂が好きで私にまで忠告する人だから、
なるべく美砂と居るときは邪魔しないようにしてあげたいと思った。




「深町~」


私と美砂が移動教室に向かって居ると、後ろから美砂を呼ぶ声がした。


立ち止まって振り向くと、少し離れたところから歩いてくる朝倉君だった。
プリントらしきものを持ってるから委員会の話かもしれない。



私はハッとして美砂に向き直る。


「美砂、私先行って実験の準備してるね」

そう言って、美砂を置いたまま歩き出す。


美砂が「えっ!?」と声を上げた気がしたが、直ぐ近くの階段を駆け上がって聞かない振りをした。




 

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