気がつけば空は白み始めていた。



結局、逃げ帰ってベットに潜り込んものの、一睡もする事なく朝を迎えた。




『はぁ……。どうしよう』




一夜明けて冷静になると、昨晩の自分の行動に後悔する。




猛さんの知り合いであろう龍二さん。


彼の手を思いっきり振り払って逃げ出してしまった。




挨拶もせずに、あんな風に取り乱して二人のもとから走り去るなんて。




『はぁ……』





このまま横になっていても眠れそうにないので、少し早いが起きてシャワーを浴びることにした。




自分の部屋の鍵を外し、そっと家の中の気配を伺う。




先程帰宅した母親は既に自分の部屋で寝ているようだ。



母親を起こさないよう、そっと部屋から出て浴室に向かう。



少し熱めのシャワーを浴びる。



風呂場の鏡に写る自分の顔を見て、またため息が漏れる。



そこには、泣いたのと寝不足のせいで目を腫らした、酷い顔をした自分がいた。



『最悪……』



 

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溺愛  最強  ヤクザ  純情  年の差  孤独 

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