社長の胸に顔がくっついてるから、鼓動が聞こえる。

髪を撫でられてるリズムと鼓動が、何か心地よく眠りに着いた。

――



う、うぅ~ん…

目が覚めた。

まだ、抱かれたまま。

もう少しこうしていたい気持ちはあるけど起きなきゃ。

社長を起こさないように、ゆっくり静かにベッドから出た。

急いで洗面と着替えと化粧を済ませ、冷蔵庫を漁る。

ある物って…卵、ハム…くらいじゃない。

野菜はっと、ブロッコリーが一つあるだけ。

はぁ~

コーヒーメーカーをセットし、ブロッコリーを湯がき、後はトーストして、ハムエッグね。

下拵えを終えた頃に社長が起きて来た。

「おはようございます」

「ん」

テーブルの用意をしてると、身支度を終えた社長が座る。

向かい合わせに座って朝ご飯。

「いただきます」

「……」

『いただきます』くらい言ってもバチは当たんないと思う。

口に出しては言えないけど。

――



「コーヒー」

「はい」

オフィスと変わんない。

「ごちそうさまでした」

「……」

『ごちそうさま』も言ってもらいたいものだわ。

食器を下げ洗って

完全にお手伝いさん状態!

時間は7時5分…

「社長、お世話になりました」

「……」

上着を着て、荷物を持って。

「何処に行くんだ?」

「何処って会社です」

それ以外、何処へ行くのよ。

「まだ、早い。30分に出ればいい」

「社長はそれで宜しいでしょうが、私は」

「一緒に行けばいい」

えっ?

一緒に…

「駄目です。社長のいらっしゃる前にチェックしないといけない事もありますので」

「俺がいいつってんだからいい」

厳しい視線。

「分かったら、俺の部屋の片付けしてこい」

あ~そういう事ですか。

「何だ?」

「いえ」


部屋に入り

ベッドメイキングして

ここで一緒に…寝たんだよねぇ。

はぁ~

私…これから、どうなるの?




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俺様  ドキドキ  胸キュン  社長様  秘書  誘惑 

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