愛してます。愛してください。愛してるから。
愛してるから。
あの告白から早2ヶ月。

普通の毎日を送っていた私は、2ヶ月たった今、不安で精神的に疲れています。


千夏さんとはあの日以来1ヶ月ぐらい会ってなかったけど、最近あって仲良くなった。
今では、千夏、桜と呼び合うなかに。



「はぁ…。」


「あぁ!!またため息ついてる!!」


「千夏…。」


「もういい加減龍夜に言いなさいよ!!」



部屋に入ってくるなり怒られた。



「だって…。」


「大丈夫だってば!!龍夜があんたを嫌うはずないんだから!!自信もちなさいよ!!」


「うん…。」


「でもまぁ、桜の気持ち分かるけどね?ほら、イチゴのケーキ。あげる。龍夜と食べな?」


「ありがと…。」


「桜?」


「あ、龍夜…。」


「げっ!!龍夜…!!じゃ、私帰るね?またね~♪」



というとケーキを置いて颯爽と去っていった。
「なんだ?あいつ。」と呟いて中に入ってきた龍夜の手には、ケーキ屋さんの袋があった。



「これ、ケーキ。買ったんだけど…。」


「ありがと。」


「ん。でも、千夏もケーキ持ってきたんだな?」


「うん。龍夜のぶんもあるよ?」


「意外と気がきくな?じゃ、俺のはいらな「いる!!私、ケーキすごく食べたいからいる!!」


「そうか。ほら。じゃ、先にこっち食おうぜ?冷蔵庫入れとけ。」


「うん♪」



なんとか龍夜が持ってきたケーキを死守した。
ホッとしながらケーキを食べようと箱の中からケーキを出して食べていると、



「クリーム。付いてる。」

「え?…ん。」



口の脇に付いたクリームを龍夜が舐めとった。



「ウゲッ!!あまっ!?」


「もう…。甘いの苦手なんだから舐めなきゃいいのに!」



そう龍夜は大の甘いもの嫌い。
なんか、小さい頃に食べ過ぎて嫌いになっちゃったらしい。

< 16 / 34 >

この作品をシェア

pagetop