音コイ

パンチと音

「おはようございます!」


相変わらず返事もなにもないお家。


だけど一週間目となると
多少の不安はなくなっていて。


ピンポーン...


ガチャ


「おはようございます」


部屋の横のあの変なベルを鳴らして
瀬納さんに挨拶をするのにも慣れた。


「....」


ガチャ


...さすがに
無言で部屋に戻っていくのには
慣れたと言っても
顔がひきつるのを止められない。


いくら小説家って言ってもさ

「礼儀を知らんのか。礼儀を。」


まぁここで愚痴っても仕方ないよね。



「仕事しよう。」


うん。それがいい。








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