22:00。


灯里は背を玲士の胸に預けながら、寝室の窓の外に降る雪を眺めていた。

今日はクリスマスイブだ。


『今日は絶対、一緒のベッドには寝ない!』


と主張した灯里だったが、


『布団は一組しかない。どっちかが凍死するよ。入居二日目にして事件を起こす気?』


と玲士に押し切られ、結局一緒のベッドに入ることになってしまった。

今日は何もしないと玲士は言っていたが……。


二人の体温で暖まった布団はとても温かい。

誰かと一緒に寝るとこんなにも温かいとは、灯里は知らなかった。

この温かさに慣れてしまうと一人になった時に寂しさを感じるかもしれない。


「腰はどう? 明日は歩けそう?」

「大丈夫……だと思う。多分」


呟くように言った灯里の腰に、玲士の腕が回る。

腕枕の中で身じろぎした灯里の髪に玲士がそっとキスを落とす。


「ごめんね、灯里。お前の腰がそんなにヤワだとは思わなかった」

「いや、むしろ異常なのはあんただと思うんだけど……」


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