お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~
* 嵐の後の…

――――・・・


「わあ~!すっごい~!」


「そんなに騒ぐんじゃねえよ。」


「だってほら、見てよ!」


あたしの指さす方向に広がるのは無数の明かりに満たされた街。


「夜景くらい珍しくないだろ。」


あれからというもの…


ミサトさんは恭ちゃんに付き合ってほしい乗り物があるということで二人で絶叫マシーンへと行ってしまった。


多分あれはミサトさんの心遣いだったんだと思う。


残されたあたしと桐生はせっかくだから二人で遊園地で遊ぶことにした。


でも…あたしが桐生のところから2回も走り去ろうとしたり


好きという前に大嫌いだという言葉を叫んでしまったことに対するお仕置きだ!


とか言って散々絶叫系に乗せられただけなんだけど…。

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