誰がいるのか、と思った──。



紺地に薄紫のストライプが入った、タイトなスーツの、後ろ姿。

凛とした背中が、男の色気を漂わせてる。


顔を見ていないというのに、私は。

その背中に抱きつきたい衝動に駆られた、なんて。


……どうやら、このところの忙しさで相当キているらしい。



秘めた情欲を追いやり、只今戻りました、と声を張ると。

それに反応して振り返ったそのスーツの男が、よく知った顔で吃驚した。


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