あれから数分後。
横たわる恵一を傍らに、紘子は正座をしながら二人に向かって頭を下げた。

「見苦しい所を見せてしまってすみません」

「い、いえ……」

自然とこちらも正座になる。
紘哉は恵一を哀れに思いながらも、口を開いた。

「騙してすまない。悪気は無かった。ただ、ワトコの年齢やら色々考えると、兄妹にした方が話は通じると思って……」

「そう言うことだったんですか。まぁ、言われてみればそっちの方が楽かも……」

「紘子ちゃん、ごめんね?」

羽兎が手を合わせる。
紘子は首を振った。

「いいよ。この事はお姉達に内緒にしといてあげる」

「ありがとう!」

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探偵  推理  殺人  密売  ミステリー  ギャグ 

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