「で、誰から攻め落とそうか」

「紘哉さん、もうちょい違う表現の仕方ないの?」

三人は、恵一と紘哉に宛がわれた部屋に戻ってきた。
円になり、次の行き先を考える。

「そう言えば、紘子ちゃんはどうしたんです?」

恵一が羽兎に向かって訊くと、彼女は苦笑いを浮かべた。

「それがさ、何か塞ぎ込んじゃって……一人にしてほしいって」

「まぁ、そうだろうな。死体なんて、普通に生活してたら見ることなんて無いだろうし」

「死体見ても平然としてる私らって、普通の感性無くなっちゃったのかな……」

「……」

一斉に黙り込む。
遠くで鳥の鳴き声が聞こえる。

しかし、しみじみとしている場合ではない。
紘哉は首を振り、口を開いた。

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探偵  推理  殺人  密売  ミステリー  ギャグ 

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