「何か俺、頭痛くなってきた」

部屋に戻り、恵一が書類を全て投げ出しながら言った。
紘哉も畳に座り、大きくため息をつく。

「こう言ったらアレだが……疑い始めると、全員怪しく思えてくるな」

「全くだよ。居心地悪いしな!」

昼の席は、他人が見ても分かるほどギクシャクしていた。
あんな質問をしたからかもしれない。
とにかく、空気が重かった。

「まぁ、俺は一回署に戻ったわけだし、色々と情報とか仕入れてきたぜ!」

「花形さんも、たまには役に立つんですね!」

「羽兎さん、さすがにそれは酷いですよ……」

満面の笑みで言う羽兎の言葉にへこみながら、恵一は茶封筒から書類を取り出した。

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探偵  推理  殺人  密売  ミステリー  ギャグ 

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