それにしても。

――――白崎先生はこういう時、本当に容赦ないんだ。

というのを鈴菜は驚きとともに実感した。

相手のためを思って、なのかもしれないが……

もし自分なら、あんな風に言われたら耐えられないだろう。


けれど……


『あの人以外の女性は、僕にとっては女じゃない』


尚哉の言葉が鈴菜の心に突き刺さる。

やはり尚哉にとっては、好きな人以外は興味の対象ではないらしい。

となればあのキスも、ただの気まぐれだったのか……。

そう思うとなぜか心が張り裂けそうに痛む。

と、俯いたその時。


「なぜ森下さんは、僕が見られたくないと思っているときに限っているんでしょうかね?」


背後から声をかけられ、鈴菜は思わず息を飲んだ。

……見ると。

ガーデンライトの下にいた尚哉がゆっくりとこちらに歩み寄ってくる。



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