更衣室で着ていた服を脱ぎロッカーのハンガーにかけ、持ってきたジャージに着替える。

今日は月一回の清掃日。
総務がそれをやるんだけど。


「あー、ダルい。草取りか」

ブツブツ言いながら肩までの髪の毛をゴムでひとまとめにした。


七時半集合って早過ぎだと思うんだけどなぁ。
何度もあくびをしながら更衣室から出ると鬼が腕を組み待ち構えていた。


「久保さん、何のんびりしてるの。さっさと動いてちょうだい。あなたが一番最後よ」


朝からキンキン叫ぶのは総務を仕切る岡安富子、五十五歳。
総務の裏ボスで大森部長もタジタジだ。


「――はい、すみません」

ペコッと頭を下げ軍手をしてごみ袋を片手に会社の外に出た。


八時前だし出社してくる社員はまだ少ない。
そんな中、総務のメンバーがジャージというか動きやすい軽装で掃除をする。
私は完全にジャージだけどね。


前もって役割分担は富子に決められていた。
私は草取り。

しゃがんで建物の前の植木の辺りに生えてる草を抜き始めた。


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