大切な人に想いを伝える魔法の言葉



諸説いろいろありますが、

「優先」という言葉は

”先に優しくする”と書きます。


自分よりも相手を思って、

自分にできる優しさを与える。

それって、しあわせな人間関係の

理想的な始まりのような気がします。


損得じゃなく、

純粋に思いやる。

大切だと思っている相手に

大切にしているキモチが伝わったら

自然に自分も大切にされるものです。

我慢しなければならないとか、

常に譲らなければならないとか、

そういう意味ではありません。


見返りを求めるわけでも

得するためでもありません。


その人の笑顔がみたいと思えたら、

自然と相手に譲る言葉が生まれるのでしょう。


譲っているとすら感じることもなく、

むしろ共有している、分かち合っていると

感じられるのかもしれません。


自分よりも先に、

そのしあわせを味わってほしいくらい

大切に想える人がいるというのはしあわせなこと。



恋人でなくても、家族でなくても、

「お先にどうぞ」と道やものを

譲ってもらえる場面に出会えることってあります。


そんな言葉を差し出してくれる人は、

見知らぬ相手であれ、大切にしたいという思いやりを

持ち合わせているからこそ、その言葉を

瞬時に、常日頃から伝えられるのです。


急いでいるときや、

なにか理由があれば別ですが、

自分と同じくらいに

恋人も、家族も、できたら見知らぬ人にも、

やさしいキモチで譲る言葉を伝えられたら。


だれかが先に相手を譲ることで、

その相手の心にゆとりが生まれてくれたら、

その人は次に出会った人に対して、

いつもよりも優しく接することができるかもしれません。


ないがしろにされたり、

冷たくあしらわれたりした後には

ついつい次に出会う人に対しても

同じように接してしまうものです。


優しく譲るのがばからしく思えたり、

なんだか損をしたかのようにさえ、

思い込んでしまうかもしれません。


でも、そんなキモチばかりが

あなたの周りに循環したところで

あなたが幸せになるわけでもなくて、

あなたの周りの大切な人も幸せじゃないはず。


だれが最初でもかまわないなら、

気づいたあなたから

相手に対しての譲るキモチを

言葉にあらわしてみてください。

そうすることで相手と同じくらい幸せなキモチになるのは、

自分自身なのではないでしょうか。


目の前の人が

幸せになれたとしたら

その人の目の前にいる自分も

その人を通じて幸せを感じられるはずです。


奪い取ろうとせず、

気さくに譲ることができれば、

大切な人の笑顔ややさしさが

いずれ自分の目の前に必ず、

あらわれてくれるはずですから。


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