大切な人に想いを伝える魔法の言葉



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いつもありがとう。

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人と人とのつながりは、

はじめから深いわけではありません。


むしろ、その逆。

つながっているのか、

つながっていないのか、

よくわからないくらい

細くてか弱いつながりから

きっと、始まっているのです。



そんな細くてか弱いつながりを、

お互いにつづけていくことによって、

すこしずつ、深まり強まるのです。



はじめて出会ったとき、

はじめて関わったときから、

少しずつがんばって、

細くてか弱い”つながりの糸”を、

何重にも編み込んでいるのです。



何回も、何回も会って、

相手の存在を認識して、

相手の存在を記憶して、

相手を大切におもって、

それらをくりかえしながら、

”つながりの糸”が

お互いの間に何本も結ばれて、

いつしか確かなつながりへと、

育まれていくものなのです。


そして、深く強くつながるためには、

お互いが同じような種類のキモチを、

さしだし合えることが不可欠です。



どちらか一人だけが、

一方的な想いのままに、

つながりをつくることは

とてもとてもむずかしいこと。


お互いが相手に対して、

つながりたいと欲して、

そしてそれを相手に伝えて、

その相手がそれを受け入れて、

お互いにつながりを受け入れあって

はじめて結ばれていくのです。




どちら側からも半分ずつの

”つながりの糸”が結ばれて、

やがて絆になっていくのです。



そして、その絆を

僕たちはいつも必要としています。



だけど、

絆をつないでいいのか、

相手は自分のことを、

どれくらいに思っているのか

すごくすごく気になるはずです。



そんな相手との

距離感を測る言葉があって、

その言葉に敏感に

気づいてしまうのはきっと、

つながっていたいからです。


相手が自分のことを、

一人の人間として扱ってくれる。

一人の人間として覚えていてくれる。

そんなとびきりにささやかなことが、

つながりのはじまりには嬉しいもの。


そんなお互いのつながりを

確かめられるコトバのひとつが、

”いつもありがとう”なのです。

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