春乃は、母親とカフェでティータイムを楽しんでいた。
気分がもやもやと晴れなかったので
母と気分転換に外に出たのだ。


外出について行くっというナナを何とか説得し、
では、車をまわしますという運転手の原田さんを振り切って
どうにか家を出た。


嫌なわけじゃないんだけど
ママと会うんだから・・・



はぁ。と春乃はもやもやとした気分を吐き出すように
ため息をついた。



「ねぇ、ママ。
 ママとパパはお見合い結婚よね?
 どうやって、そんなに好きになったの?」

「そうねぇ。
 ママの頃はまだ親が決めた婚約者とかって普通だったのよ。

 だから、そんなに違和感なく付き合って、
 お互い素敵なところを見つけあって・・・」

ぽっと顔を赤らめる母は、少女のようでかわいらしかった。


「しかもパパって、カッコいいし。
 私も、好きになってもらう様に頑張ったわよ?

 パパったら優しいし仕事もできるし、
 モテたのよ~」

春乃はその言葉に、ドキっとする。

「ねぇ。ママ。--どうやって努力したの?」

「え?んぅんーーー。そうねぇ。
 お料理をしたり、パパ好みのファッションをしたり?とかかな。」

確かにママの料理はおいしかった。

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御曹司  医者  甘々  政略結婚  お嬢様  イケメン 

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