アイリス~不良学園のボス~
大好きなふたり
夏休みも半分近くがすぎ、毎日暑い日が続いていた。



私はほぼ毎日バイトに出かけ、成泰とは毎日お店で会っていた。



もちろん当たり前のように家まで送ってくれる。



そんなある日、いつもより少しだけ早くお店が終わり成泰と一緒に店を出た。





「上あがっていかねぇ?」


「えっ?」




上とはきっと成泰の部屋のこと。



夏休みなのにデートのさそいもしてくれない成泰からの初めての誘いだった。





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