「何言ってるのよ!昨日はここを譲って貰ったんだから、今日はあたしが大浴場に行くべきじゃない!」


「いや、俺は別にここじゃなくてもいいんで……。でも、遥さんはこっちの方がいいでしょう?」


「確かに、ここのお風呂はすごく魅力的よ。でも、宿泊代は同じだけ払ってるんだから、柊君にだってここの露天風呂を満喫する権利はあるのよ?」


「そんな事、気にしてませんよ」


どちらも全く引かないから、いつまで経っても埒(ラチ)が明かない。


「とにかくっ……!こっちは昨日満喫させて貰ったから、あたしは今日は大浴場を満喫したいの!」


それでもこれだけは引き下がれなくて、眉を下げながら笑っている柊君に食い下がった。


この作品のキーワード
オトナ女子  アラサー  イケメン  再会  甘々  年下  溺愛  意地悪  強引  一途