やがて二人は車に戻り、絢乃は助手席に座らされた。

卓海はナビで絢乃のマンションをセットし、車を発進させる。

どうやら既にマンションの位置はナビに登録されているらしい。

車は首都高に乗り、湾岸線を走っていく。

途中、レインボーブリッジから見えるお台場と東京の夜景に、絢乃は目を輝かせた。


「すごい・・・っ」


冬で空気が澄んでいるせいか、遠くの方まで夜景が良く見える。

海の際から内陸の方まで、途切れることなく続く美しい光の海。

絢乃は食い入るように夜景を見つめていた。

普段、通勤で毎日都内に出てはいるが、こうして少し離れた場所から夜景を見ることはめったにない。

目を輝かせて夜景を見る絢乃の隣で、卓海がその瞳に柔らかな笑みを浮かべる。


「いつもは東京なんて、人は多いし通勤は殺人的だし、ろくでもねぇって思うけど・・・。やっぱ夜景だけは格別だな」

「そうですね」


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