座敷わらしのしのぶちゃん♪
「それよりさ、親父とばっかメールとかしてねぇで俺にもメアド教えろよ。ほら携帯貸せって。」


「えっ?」


驚いている内にテーブルに出していた携帯を取られる。


誠之介さんが赤外線通信をしようとした時ーーー










「あ~ら、お兄さんごめんなさい。前にも言ったけどこの子ーーー俺のだから。」


誠之介さんからスッと携帯を取り上げると


私の隣にピタッとくっつく様に座ってきたのは何とリョウさん。


だけど、その姿は誠之介さんに負けないくらい


見るからに上質のスーツを上品に着こなし


髪は1つに後ろでまとめられた


どっからどう見てもーーーー








大人の男の人だった。






< 176 / 240 >

この作品をシェア

pagetop