「きゃー!」

耳をつんざくような悲鳴。
さっきまで学校だったわたしは家へ帰る途中だった。

びっくりして声のした方向を見る。

最近ニュースでやたら通り魔が出るときく。

被害者は女性ばかりで、全員血を抜き取られている…。

首すじに噛み跡があり、それはまるでヴァンパイアを連想させるような…。

助けに行こう、と思い声の元へ走る。

足が震えてるのがよくわかる。

「いやっ…誰か、誰か助けてぇっ!!」

同じ叫び声がきこえる。

走る速度をあげる。

きっとこの曲がり角を曲がったところにーーー。

「え……?」

角を曲がると、そこには首すじから血を流した女性が一人ぐったりと倒れていて、そのそばには3人の男ともう一人倒れている男。

明るい金髪、黒髪、真っ黒なパーカーのフード…。

3人の男がわたしの方にいっせいに向く。

状況が理解できず声が出ない。

「あれ?
見られちゃった…。」

明るい金髪の一人がそういうと、残りの2人もわたしをジッと見る。
「あ、あなたたちは…?」

「記憶、消さなきゃね。」

わたしの言葉はきこえていないように、3人で話している。

しばらくすると明るい金髪が近づいてくる。
そして、いきなりみぞおちを殴られる。

「ごめんね。」

最後にきこえたのは、その一言。

わたしはすぐに意識を失った…。